クロ・ド・ラ・ポムレイ

Clos de la Pommeraye

ノルマンディーから始まった、りんごへの深い愛
~父ジュールの情熱が生んだ、家族の物語~

第一次世界大戦から帰還した1919年、ジュール・デフリエシュは故郷ノルマンディーのりんごに情熱を注ぎ、家族農園の果実からシードルづくりを始めました。幼くして両親を亡くし、祖父母に育てられた彼にとって、ノルマンディーの風土と果実は何よりの誇りでした。
地元での評判を経て、ジュールは1923年、初めてカルヴァドスの蒸留に挑戦します。この一歩が、100年を超えて受け継がれる家業の始まりとなります。

名を受け継ぎ、志をつなぐ
~4代にわたる家族の手で磨かれた伝統~

1949年には息子レオンが加わり、父に敬意を込めてブランド名「ル・ペール・ジュール(Le Père Jules)」を立ち上げました。品質へのこだわりはさらなる高みへと進化し、フランス国内の名だたるレストランにも採用されるようになります。
三代目ティエリーは1976年に家業に参加し、1980年からは輸出にも着手。欧州を皮切りに、世界へと販路を拡大しました。
2002年には四代目ギヨームが醸造学の知見を携えて家業を引き継ぎます。伝統を守りながらも現代的な感性を加えた彼の手によって、「ル・ペール・ジュール」はさらなる品質と表現の高みを目指し続けています。

大地に根ざし、世界に届ける
~果実と誠実さが詰まった一杯をあなたに~

彼らが育てる果樹園は45ヘクタールにおよび、40ヘクタールには厳選されたりんご、5ヘクタールには洋梨が植えられています。一本一本の樹に丁寧に向き合いながら、伝統的な高木仕立てのオーチャードを守り、AOC(原産地統制名称)で守られた土地に根ざす果実のみを用いて製品を生み出しています。
1919年から変わらぬ理念。それは「最高の品質を届けること」。
熟練と誠実さに裏打ちされたカルヴァドスとシードルは、まさに家族の誇りそのものです。