南ローヌのぶどう畑から、ブルゴーニュへ
ヌマ・コルニュは、南ローヌ地方で古くから続く家族経営のワイナリー、シャトー・ギオに生まれ育ちました。幼い頃からぶどう畑とセラーが日常にある環境で、家族が受け継いできたワイン造りを間近に見て育ちます。
やがて彼は、フランスのボルドー、ローヌ、ブルゴーニュをはじめ、スイスやオーストラリアなど世界各地の産地でワイン造りの経験を重ねていきます。さまざまなテロワールと向き合い続けた末に、「最も魅力的な場所」として心に決めたのがブルゴーニュでした。
3.5ヘクタールから始まった挑戦
ブルゴーニュでブドウ栽培のコンサルタントを務めていたヌマは、2020年、わずか3.5ヘクタールの畑で自身のワインを造るプロジェクトを始動します。畑は、盟友アルノー・ブイヨからのフェルマージュ(貸借栽培契約)によるもので、いずれも素晴らしい素性を持つ区画ばかりです。
「このプロジェクトの目的は、偉大な品質のワインを造ること、そしてテロワールを表現すること」。名前や評判に頼るのではなく、自らが大切だと感じるテロワールを表現する。その信念のもと、2025年現在では、著名なグラン・クリュを含む16のアペラシオンのワインを生み出すまでになりました。
ピュアで官能的な、ブルゴーニュの未来
ブドウ栽培やワイン造りへの人為的な介入を徹底的に抑え、無理な抽出はせず、常にバランスの取れたエレガンスを追求する。そうして生まれるワインは非常にピュアでスムースで、柔らかな旨みと溢れ出る香りに、思わず目を閉じて酔いしれてしまうほどです。
現在はヴォルネイに新たな拠点となるカーヴ兼セラーを建設中で、自身の畑を手に入れる計画も進んでいます。彼のワインをひと口飲めば、新たな世代が目指すブルゴーニュワインの未来が見えてきます。
